洗浄運転とストリッピング蒸留
初留
初留でアルコールを素早く濃縮すると、その後の仕上げ蒸留でカットしやすくなります。
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初留:カット前に初留液を濃縮する
初留は、発酵済みの原料を明確にカットできる状態へ素早く濃縮する工程です。この段階では、完璧な中留(ハーツ)のカットを目指しません。次の蒸留で分留しやすくするために、アルコールを濃縮します。
適切なカットには、各留分を明確に分離することが重要です。仕込み液のアルコール濃度が高いほど、仕上げ蒸留で前留(ヘッズ)、中留(ハーツ)、後留(テール)を小分けに回収しやすくなります。
基本的な初留の手順は、蒸留釜への仕込み、高出力による時間短縮、初留液の回収、そしてレシピ開発に必要な基礎データの記録です。
要点
- 初留の目的は濃縮です。最終製品ではなく、初留液を回収します
- 長時間待たずに済むよう、高めの出力で運転します
- 初留ではカットポイントを考慮せず、仕上げ蒸留でカットします
- 工程を再現できるよう、開始前に基本的なバッチデータを記録します
前提:初留はカットではなく濃縮の工程
蒸留工程全体では、初留は仕上げ蒸留の前に行います 濃縮工程としての初留。カットと留分の回収は仕上げ蒸留で行います 仕上げ蒸留と留分。
初留の目的は明確です。濃縮した初留液を回収し、その後の分留を行いやすくします。
準備:仕込み、冷却水、回収
蒸留機の洗浄が完了したら、発酵済みの原料を蒸留釜に仕込みます。ここでは、白ワイン6 litersを使用します。
冷却水を流し、蓋を閉めて確実に固定します。ランの途中で慌てないよう、ストリッピングランの留出液を回収する容器とホースもあらかじめセットしてください。
運転方針:速く蒸留し、基準データを記録する
ストリッピングランは、仕上げ蒸留よりも意図的に速く行います。重視するのは時間短縮と濃縮であり、精密な分留ではありません。
出力の設定方法
ここで説明する方法では、まず出力100%で加熱し、蒸留塔が温まり始めたら出力を下げます。運転中の目安は約70%です。弱い沸騰で何時間もかけるのではなく、安定したペースで蒸留を進めることがポイントです。
記録する項目
留出が始まる前に、日付と蒸留する原料を記録します。この例の基準データには、ベース原料(白ワイン)、ブランド、開始時のアルコール度数、蒸留釜への仕込量(このランでは6 L)が含まれます。
カットポイントは意図的に無視する
制御アプリにカットポイントが表示されても、ストリッピングランでは無視します。カットポイントを使うのは、その後の仕上げ蒸留でローワインを分留するときです。
ランの終了と仕上げ蒸留の準備
この例では、蒸留塔内の温度を基準にストリッピングランの終了点を判断します。設定した終了点に達したら運転を停止して電源を切り、蒸留機が冷えてから開けてください。
冷却後にシステムを開き、先ほど回収したローワインを使って仕上げ蒸留の準備を行います。
この基礎を踏まえ、続いて仕上げ蒸留:仕上げ蒸留の準備に進んでください。
要点
- ストリッピングランの目的は濃縮です。ローワインを回収することで、仕上げ蒸留でのカットが容易になります。
- 意図的に速く運転します。精密な分留は次の工程で行います。
- 再現性のあるレシピ開発に向け、開始前に基本的なバッチデータを記録します。
- カットの判断はストリッピングランではなく、仕上げ蒸留で行います。
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