世界の蒸留所の皆様:State of Craft Distilling 2026にご参加ください蒸留所の皆様:2026年ベンチマークにご参加ください 📝

洗浄運転とストリッピング蒸留

クリーニング運転:製造時の油分を除去する

初回のクリーニング運転で残留物を除去し、最初のスピリッツ蒸留を清浄かつ安定した状態で行えるようにします。

レッスンの進捗を記録

無料でログインすると、受講状況が保存され、前回の続きから簡単に再開できます。

クリーニング運転:蒸留前に製造時の油分を除去する

新品の蒸留機で最初のスピリッツ蒸留を行う前に、内部表面を清浄にしておく必要があります。新品の装置には製造時の残留物が付着している場合があり、そうした物質を最初のブランデー、ウイスキー、ジンに混入させてはなりません。

クリーニング運転は、このリスクを取り除くための簡単な方法です。希釈した酸性の洗浄液をシステム内に通し、留出液を回収して各部品を水洗いすることで、本番の蒸留を清浄な状態から始められます。

水と酢(酢酸)によるクリーニング運転を、確実かつ安全に行うための実践的な確認事項とともに解説します。

要点

  • 製品を造る前に、まず新品の蒸留機を洗浄して製造時の残留物を除去する
  • 水+酢(酢酸)の洗浄液を使用し、酸性の留出液は別に回収する
  • 全出力は昇温時のみに使用し、その後は出力を下げて蒸気を適切に制御する
  • システムが冷えてから分解し、各部品を水洗いする

背景:最初に洗浄する理由

洗浄を省くと、不要な残留物が最初の製品蒸留に混入するおそれがあります。その結果、発酵、カット、レシピとは無関係な理由で、最初のバッチに異味が生じる可能性があります。

最初に洗浄しておけば、その後の判断を正確に行えます。異味を感じた際に、製造時の残留物ではなく、スピリッツ造りに関する要因に絞って検討できます。

洗浄液(水+酢)

ここでは、水と酢(酢酸)を混ぜた洗浄液を使用します。酢酸濃度は約4~12%が目安です。

実用的な配合例

実用的な例として、水5リットルに酢500ミリリットルを加えます。この例では、酢酸濃度は約4%です。

セットアップと安全確認

加熱を始める前に、ボールバルブを閉じ、蒸留釜に液を入れ、蓋のノブをしっかり締めます。運転開始前に冷却水を流してください。

回収液にラベルを付ける

出口の下にビーカーを置き、「酸性洗浄排液」と明記します。容器を持ったときに手で文字がこすれないよう、容器の裏側に記入するのが実用的です。

昇温方法

最初は短時間で昇温し、その後は出力を調整します。まず出力100%で素早く昇温し、蒸留塔が温まり始めたら約50%まで下げます。これは安全のためです。洗浄運転中に全出力を維持すると、蒸気が勢いよく噴き出すおそれがあります。

警告

安全上の注意

酸性の洗浄液を飛散させないでください。また、高温時に装置を開けないでください。刺激臭の強い酢酸蒸気を避けるため、十分に冷ましてから作業します。

運転後:冷却、すすぎ、再組立て

洗浄運転が完了したら電源を切り、しばらく静置して冷却します。その後、各部品を取り外し、水ですすいで残留する酢酸を除去してください。

要点

  • 最初に洗浄して製造時の残留物を除去することで、清浄な状態から初回の蒸留を始められます。
  • 水と酢(酢酸)を希釈した洗浄液を使用する、シンプルで実用的な方法です。
  • 全出力は昇温時にのみ使用し、その後は出力を下げて安定した運転を維持します。
  • 製品の蒸留へ進む前に、装置を冷却・分解し、水ですすぎます。

レッスンの進捗を記録

無料でログインすると、受講状況が保存され、前回の続きから簡単に再開できます。